2009年5月11日月曜日

三途の川、渡る。

何れの日にか、人には必ず死が訪れる。

死んだ後は三途の川を渡らねばならぬと日本では信じられてきた。

三途の川の渡し船は、渡し賃六文。

そういえば、うちのばあさんの棺に、六文入れたのかな?

まあ、いいか。うち、仏教じゃないし。


でも、なんで六文?


六文無いと賽の河原で衣服をはぎ取られるのだそうだが、

本当なのでしょうか?


では、確かめてみましょう。


とは言っても、死んでしまったら現実世界に戻れないので、

とりあえずは今回は電車で行く事にします。


とりあえず、高崎から上信電鉄に乗り換え、

ガタゴトゆられて30分弱。

上州新屋駅で下車します。

無人駅なのに立派な駅舎。


駅前の通りを南へ行くとすぐに橋と看板が。

結構あっさり有るもんです。


いきなり三途の川に到着です。

一級河川です。

賽の河原は見当たりません。


とりあえず、橋を渡らず川沿いに上流を目指します。

しばらくすると国道にぶつかります。

国道の橋の名前は三途橋。


数多くの車が行き来しているようです。

橋を渡ると、三途の川のほとりに「姥子堂」なるお堂が有ります。

甘楽町指定史跡 姥子堂


この「姥子堂」、奪衣婆を奉っているらしいのですが、

この奪衣婆。三途の川の渡し賃が無い亡者から、

衣服を奪い取る役目が有るそうです。


てことは、姥子堂がある方が此岸。三途橋を渡る前に居た側が彼岸。

いつの間にか、三途の川を渡っていたようです。


より大きな地図で 三途の川 群馬 を表示


上信電鉄の上州新屋駅に着く寸前に、

三途の川を渡っていたようです。


ちなみに、上信電鉄で三途の川を渡るのは、

西吉井と上州新屋の間なので、

運賃は最安で170円です。


三途橋を渡るだけなら、特に料金はいりません。


もっと上流では、高速道路でも三途の川を渡れるようです。

乗用車なら土日祝日ならETC利用で1台1000円ですね。

上信電鉄では、松本零士監修の『銀河鉄道999号』が現在走行中!
上州富岡の駅で、メーテルと車掌さんの顔ハメ看板に会えます。
鉄郎は何処へ?(まあ、下仁田駅に居るんですが。)

0 件のコメント: